【完】わたしの恋のキューピッド
「ほら!居た!
さぁ!早く挨拶をして来い!」




「う!うん!」



わたしは走ったからか、真司先輩を見たからか
胸がすごくドキドキしていた。


「せ!先輩!おはようございます!!」


「あ、おはよう・・・」


昨日のことが有ったからか
先輩は少し戸惑ったようだった。



「あ、あの・・・。
昨日はすいませんでした!
いきなり告白して・・・」


「え?いや、気持ちはほんとに嬉しかったし
ただ、今は部活が忙しいし・・・
俺こそ、ごめん!友達からでよかったら仲良してくれ
・・・って、図々しいよな?」



「い!いえ!嬉しいです!
お友達からはじめましょう!」



「あぁ!」



わたしはふと蓮くんの方を向くと、
蓮はほんとに嬉しそうな笑顔で
ガッツポーズをしていた。



・・・ありがとう!


わたしは、心の中でお礼を言った。

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