【完】わたしの恋のキューピッド
「おい!そんなこと言うなよな!?
俺はお前の恋を叶えるのが義務なんだからな!?」

蓮は怒りながら勢いよく
私の隣に座った。


「あ・・・うん。
ご、ごめん・・・」


気のせいか・・・


「別に、一緒に弁当を食えなくなったからって
絶対に叶わない恋ってわけじゃない!
・・・もし、
ホントにそうなら俺はもう・・・」


「え・・・?何?」


最後の方がよく聞こえない・・・
でも、なんだか寂しそう・・・?


「とにかく!まだチャンスはあるから!
まだまだ諦めるなよ!?」


「う・・・うん・・・。
でも・・・」


「でも?なんだよ?」



「チャンスって・・・?どんなチャンス?」


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