【完】わたしの恋のキューピッド
「・・・まったく!!」


私は着替えを終え部屋を出ると
すでに準備を終えた蓮が待っていた。


「早く行くぞ!もうとっくに試合が始まってる!!」


「え!?嘘でしょ!?」


「嘘じゃない!行くぞ!」


わたしと蓮は急いで大会の会場へ向かった、
すると本当に始まっていた、
しかも、試合はとっくに終わりのほうだそれに・・・。


「・・・うそ!うちの高校負けてる!」


僅差だけど、
うちの高校の点数が相手の点数よりも少ない。

周りを見るとうちの高校の学生だと思う人たちが
何人か居る、その人たちのなかには
諦めたような表情をする人たちもいれば、
祈るように両手を合わせる人たちも居た。


先輩!私もまだ諦めませんからね!!


「がんばって・・・!!」

ギュッと瞑った目開くといつの間にか
真司先輩がボールを持っていた。


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