【完】わたしの恋のキューピッド
すると、会場の裏のほうで今日大会をした選手たちが
ぞろぞろと出て来た。


わたしがきょろきょろしていると
真司先輩がたくさんの人に混じって出てきた。



「ほら、行って来い!」


蓮はそういうとわたしの背中をポンッと軽く押した。


そんなぁ・・・


仕方なくわたしは真司先輩のほうへ近づて行った、
すると、真司先輩がわたしに気がついて声をかけてきた。


「あ、優木さん!やっぱりきてたんだね」


「し!真司先輩お疲れ様です!
やっぱりって・・・?」


「いや、観客の中に優木さんが居た気がしてさ、
やっぱり優木さんだったんだ!」


笑顔で言う先輩はきっとお弁当のこと、
もう忘れちゃったのかな・・・。


「・・・あのさ、ごめん!」


「え!?」


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