【完】わたしの恋のキューピッド
私は大声で言ってしまい
慌てて口を手で押さえたが、
もう遅かった。


すっごい睨まれてる・・・
でも、すごいかわいい顔してるなぁ~!


「フンッ!」


彼は大げさに鼻を鳴らすと
私に何かを投げつけて2年の教室のほうへ向かっていった。


私は投げつけられた物を見た、
それは、私が探していたキーホルダーだった。


「もしかして、見つけてくれたのかな?」


「桃菜!おはよう!
どうしたの?廊下に突っ立って」


「あ!藍!おはよう!今日もかわいいね!」


「あ、ハハハ・・・、
ありがと・・・」


「ねぇ?藍、あのさ・・・」


「ん?なに?」


私は藍に今あった出来事を話した。


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