【完】わたしの恋のキューピッド
「なにそれ!そんな無責任な!
それじゃあまったく意味無いじゃん!」


「だって俺には関係ないもーん!」

そういいながら蓮は寝転がった。

「俺のサポート相手はお前だし~、
お前の恋を叶えればいいだけだし~」


「も~!恋のキューピッドの癖に!」


「俺には関係ない~」


「・・・。
魔法使えないくせに・・・!」


「関係ないだろ!?」


小さな声で言ったつもりが聞こえていた。



「ふんっだ!ホントのことでしょ!?
もう出てってよ!私の部屋だよ!?」


そういって私は蓮を部屋から追い出した。


「こうなったら、
絶対に桃菜の恋に協力して恋を成就させてやる!」


蓮になんか頼らないんだから!

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