【完】わたしの恋のキューピッド
今日、私は図書館へ来ていた。


夏の暑い中、自転車を走らせてきた私を
つつみ込むように涼しいクーラーの風が
出迎えた。


「涼しい~・・・」

私は小さな声で言った。


早速私は飯塚先輩が見ている
ドラマの原作の小説を探し始めた。


ドラマを見ようとも思ったんだけど、
途中からじゃ解らないと思って、
調べてみたら原作の小説があることが解ったから
小説を読んでみることにした。


「あ、あった・・・」


早速手に取り、
空いている席に座って読み始めた。


5分ほど経ったころ。


む、難しい・・・
文字がいっぱい・・・、というか文字しかない・・・


よく考えれば、私小説って読んだこと無いんだった・・・
読む本なんて漫画か雑誌くらい・・・


「はぁ・・・」


「あれ?あんた・・・」


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