【完】わたしの恋のキューピッド
「普通のキューピッドたちは天界でお前たちを見守りつつ
時々サポートして恋を成就させている
でも、俺は・・・魔法が使えないんだ、
天界からお前をサポートすることができない!」


「え・・・」


カレはとても悔しそうな顔をして
握りこぶしを作った。


「ちなみに言っておくが・・・。
さっきのお前の告白・・・
俺が魔法を使えていたら・・・成就していた・・・!」


「そ、それってつまり・・・!」


「告白は成功するはずだったんだ!!」


「そんな!!」



わたしはショックのあまり
倒れそうになった・・・。


「だから・・・告白まで運べたのが
奇跡みたいなものだ!」


「・・・・・・」



「だが安心しろ!俺が天界ではなく下界で
俺が必ずお前の恋を成就させてみせる!」



わたしはそんな言葉を聞き流しながら
へなへなと倒れていった・・・。



「おい!大丈夫か!?しっかりしろ!!」



< 7 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop