【完】わたしの恋のキューピッド
「冗談ですよ!
でも、こういう可愛い服もいいですよね!
私、これからもこういう格好しようかなぁ・・・」


「いや、ダメだ」


「え・・・?
ダメってなんで・・・?」


こういうかわいい格好を私にさせた
張本人の飯塚先輩がそれをダメだと言うことが
私は理解できずにいた。


「だって・・・」


「・・・だって?」


私がオウム返しすると、
先輩は少し顔を赤らめながら
目をそらした。


「また、ナンパされるかもしれないだろ?
そんときに俺が居なきゃ、困るだろ・・・。
だから、俺と出かける時だけにしとけ」


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