タイムパラドックス

花のお江戸にて


───西暦1853年、江戸

「着いたか」

わぁー、ここが江戸…
目の前には赤い門のようなも
その奥には明るい建物が見える
たくさんの人が出入りしている

「緋菫様」

「あぁ、わかっている
…目立つな、私達の格好は」

江戸の人々はワンピース状の服を着ており、
腰には太い布のようなものを巻いている
髪型も現代とは全く違う
あれはどう結っているのだろう……?

私達はここに来るとき、彼らが着ているものと同じものを支給されている
トラブルに巻き込まれないためだ
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