元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない
校門へ向かって咲良に手を引かれて歩いていく。
スキップするように浮かれている咲良の足がいきなりピタっと止まった。
「あぶねっ!どうしたんだよ…」
一目散にオレの背中にへばりついて隠れ出した咲良はもの凄く慌てている。
「なんでなんでなんで!!」
「だからなんだよ?どうしたんだよ?」
「なんでぇ〜なんでなんで!
………門のところに涼くんがいるの!なんでいるんだろう…」
慌てふためく咲良の言う通り、門を背もたれにして携帯電話をいじる男子。
あれが咲良の元カレの涼くんか…
スッとした綺麗な顔立ちで、クールそうな雰囲気が伝わってくる。
それにしても、オレの背中にへばりついてテンパって鼓動を早めているこんな咲良は初めて見た。
彼氏(大輝くん)と電話での会話など聞いたことがあるけど、もっと素に近いいつもの咲良だった。
涼くんの前だとこんな風になっちゃうくらい本気で好きなんだな。なんて思った。
スキップするように浮かれている咲良の足がいきなりピタっと止まった。
「あぶねっ!どうしたんだよ…」
一目散にオレの背中にへばりついて隠れ出した咲良はもの凄く慌てている。
「なんでなんでなんで!!」
「だからなんだよ?どうしたんだよ?」
「なんでぇ〜なんでなんで!
………門のところに涼くんがいるの!なんでいるんだろう…」
慌てふためく咲良の言う通り、門を背もたれにして携帯電話をいじる男子。
あれが咲良の元カレの涼くんか…
スッとした綺麗な顔立ちで、クールそうな雰囲気が伝わってくる。
それにしても、オレの背中にへばりついてテンパって鼓動を早めているこんな咲良は初めて見た。
彼氏(大輝くん)と電話での会話など聞いたことがあるけど、もっと素に近いいつもの咲良だった。
涼くんの前だとこんな風になっちゃうくらい本気で好きなんだな。なんて思った。