元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない
*
どうしよう…なんでここに涼くんがいるの?
こっちの学校に友達なんかいたっけ?
わたしの頭の中はパニックと緊張で溢れていく。
昨日のキスのあと、家まで送ってもらって”またね”って手を振った。
そこからわたしは、キスシーンのリピートを繰り返していただけで、今後のことを一つも考えていなかったわけだ。
もちろん次にいつ涼くんと会えるのか
なんて考えても見なかったし、わたしから連絡して約束しよう。くらいの気持ちだったから……離れた一直線上の姿に頭はさらにお祭り騒ぎ。
いつまでも優希の背中に隠れてなんかいられない。
「優希…涼くんさぁ多分…多分わたしに会いに来ているよね?」
「確実にそうだろ!?咲良って
そんなに自信ない子だったっけ?」
「イヤ…わたし…涼くんの前だとこんな風になっちゃうの…」
俯きながら優希の腕をギュッと掴んで
涼くんへ向かってゆっくり歩き出した。
どうしよう…なんでここに涼くんがいるの?
こっちの学校に友達なんかいたっけ?
わたしの頭の中はパニックと緊張で溢れていく。
昨日のキスのあと、家まで送ってもらって”またね”って手を振った。
そこからわたしは、キスシーンのリピートを繰り返していただけで、今後のことを一つも考えていなかったわけだ。
もちろん次にいつ涼くんと会えるのか
なんて考えても見なかったし、わたしから連絡して約束しよう。くらいの気持ちだったから……離れた一直線上の姿に頭はさらにお祭り騒ぎ。
いつまでも優希の背中に隠れてなんかいられない。
「優希…涼くんさぁ多分…多分わたしに会いに来ているよね?」
「確実にそうだろ!?咲良って
そんなに自信ない子だったっけ?」
「イヤ…わたし…涼くんの前だとこんな風になっちゃうの…」
俯きながら優希の腕をギュッと掴んで
涼くんへ向かってゆっくり歩き出した。