元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない
ふたりきりになったわたしと涼くんは、学校の近くにある小さな古い公園へ向かった。

「びっくりさせてごめんな!
あの…さっき一緒にいた…友達?」


「あっ!優希?」


「あっ!そうそう…あの人って……」


言いにくそうに言葉をつませる涼くん…


「優希は女の子だよ!」


「えっ!あっ…まじ?なんだ…男かと思っちゃってさ…ちょっとびっくりした。悪い事思っちゃったなぁ…」


ねぇ…それって
それってさ…
嫉妬とかってやつなのかな?

なんて心の声が表情に出ている気がして必死に誤魔化すわたし。
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