元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない
時間通りにやってきたバスに乗り込むと
こんなに遅い時間なのに、5.6人の女子がまとまって座っていた。




バスにはわたしとその女の子たちのグループのみで、外見や話す内容から同い年くらいかな〜なんて思っていた。




女の子たちは後ろの方の席でワイワイと
盛り上がっている。
わたしは前の方の席にチョコンと座り携帯画面に目をやった。





バスが走り出して少し経つと
盛り上がっていた会話がピタっと止まって女の子たちはコソコソ話す様になった。


わたしが乗ったから気を使ってるのかな?なんて思って、音楽を聞こうとイヤホンを出した瞬間。






「えー!?あれが?りょうの?」

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