最後まで息をつく間も無いくらい読み続けられるしっかりしたストーリーで、あっという間にラストまで読み進めてしまいました。
主要人物3人の物語が文化祭の写真アートと合わせて形になって写っていく様子が印象的で、恋の楽しさ嬉しさだけでなく切なさも同時に味わっていく…そんな人間模様がうまく描かれている作品でした。
詠み終えたときに恋も友情も学園生活もまだまだ終わらない。それが読み終わっても終わった感じがせず余韻が続くように感じました。
作中で少し異質とも言える人物のあくまで主要人物である主人公的な存在をもう1人の主人公としてサポートしながら、作中で作者様の表現しようとしている「恋とは」という内容をさらに深く伝えるためのサポートとしても存在感が強く大きなポイントでした。
この作品はぜひ男女問わず、恋をしている人、恋をしたい人、そして恋がわからない人にも。
多くの人に読んでもらいたい作品だと思いました!