2011の空へ
再会
『えー、お前たちに紹介する。今月の新人だ』
1年後、私は警視庁署轄の新米警察官として、地域課に配属された。
女はまだ珍しい社会。
私はキャバ女をしていたことを隠し、
黒髪に一本に縛っていた。
『今日から新人には先輩が、一人つき面倒を見るので分からないことがあれば聞くように』
その後、一人の 20代半ばの巡査長が歩みよって来た。
『これからお前の面倒をみる永田だ。よろしくな』
私は一例して
『はい!よろしくお願いします』
そう顔を上げた。
唖然とした。
なんとそこにはあの護衛の黒服男がいるではないか。
『あ!あの黒、、ふがふが』
いいかけた瞬間、永田に口を手で塞がれた。
『いいか。そのことは絶対にいうなよキャバ女』
小さい声で私に耳打ちしてきた。
再会、、そして波乱の社会人生活が幕をあけた。