オレ様男子に愛されて。(上)


「ところで、律って、由奈ちゃんのこと好きなの?」



蒿くん、なんてストレートなっ!

ダンプカーみたいな勢いだね。



「んなの当たり前に決まってんだろ。」


「は?」



平然と答える神崎。



「じゃあ、由奈ちゃんは、律のこと好きなの?」


「そんなわけ「あったりまえじゃーん!ね!ゆなっ!」



ゆう、私の否定を遮るんじゃなーい!



「違うから、絶対ないから。」


「ふーん、そうなんだぁー.....」



なぜ蒿くんそんな不満そうなのさ?



「由奈ちゃん、赤くなってたから、絶対律のこと好きだと思ったのにー!」


「蒿くん!
ゆなは律くんのこと好きだよっ!」



いや、勝手に決めつけ.....



「そーなんだっ!
由奈ちゃん、照れてるだけだったんだねっ、良かったー!」


「そうなのー!
ゆなってば、照れ屋さんなのー!」



ちょっとそこのお2人?

なにを2人で盛り上がってるのかなー?



「僕!応援するから!
由奈ちゃん!がんばってねっ!」


「いや、だから「私も応援するよ!ゆなっ!ふぁいとっ!」



いや、また遮ったね、ゆう.....



「律もがんばるんだよ!」


「おう!」



いや、おう!、じゃないから!



「ちょっと、ゆう、こっちにおいで。」


「あ、じゃあ、僕達お邪魔みたいだから、教室かえろ、律。」


「じゃあな、由奈。ゆうちゃんも。」


「ばいばーい!またねぇー!」








< 20 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop