オレ様男子に愛されて。(上)
夏休みも始まり、暑さで死にかけている今日このごろ。
今日は久々の部活休みぃー!
今日はゆっくりゴロゴロして.....
ピロロロロ.....
なんだ?
電話か?
寝転がったままケータイを取る。
誰だろう?
知らない電話番号.....
とりあえず電話に出る。
「も、もしもし?」
「あー由奈?」
ん?この声は.....
「神崎?」
「うん、今日、海行こーぜ。」
「は?
いやだから、今日はゴロゴロ.....」
「強制だし、みんなもう集合してるから、早くさっさと駅に来い。」
えええぇぇぇぇー!
なんて自分勝手な.....
「はいはい。
すぐ行くから、待ってて。」
とりあえず適当に夏休み前にゆうと買いに行った水着、
その他もろもろ達をカバンに詰める。
「よし、おっけ。」
1人でつぶやいて、家を出る。
で、走る!
なんで部活休みなのに、私は走ってるんだよー!
駅遠いー!
「はぁはぁはぁ.....」
「あ、ゆな来たぁー!」
「結構しんどそうだよ、由奈ちゃん。」
「ま、大丈夫だろ。」
みんなが待っている。
すぐ電車が来た。
とりあえず電車に駆け込む。
「はぁはぁはぁはぁはぁ.....」
「ゆな、大丈夫ぅ?」
もぉー!
休めると思ってたのにー!
海へ向かう電車は走り出した。