オレ様男子に愛されて。(上)


神崎、ユニフォームに着替えるの遅くない?



心配して、着替え室に入る。



「神崎ー?
遅すぎな.....んっ....◯:@‥:◇・=△▼」



誰かに口を塞がれる。



「しー。
由奈、静かに。」


「神崎っ!
着替えてるなら早くっ!」


「由奈が応援してくれたら行く。」


「なんでだよっ!」


「なんででも♡
ほら、早く。」



もうっ!

分かったよっ!



「神崎、がんばって。」


「うん、がんばる。」



そう言って、神崎は私の小指と自分の小指を絡めた。



「約束、だから。」



そう言って、グラウンドへ走り出した。




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