キミ色の手紙~繋がる奇跡~
"了解!"


ちょうどそう返信した時、「ご飯だよー」とお母さんに呼ばれた。


海斗からの手紙のこと、明日2人に話してみようかな。


そんなことを考えながら、熱々のグラタンを口に運んだ。


「ねぇ、お母さん」


「ん、なぁに?」


お母さんに、海斗のことを聞いてみることにした。


「小学生の頃、海斗と仲良かったじゃん?
海斗の苗字ってさぁ……大谷、だよね?」


「そうよ。
突然どうしたの?」


「海斗、同じ高校だったみたいでさ。」


やっぱり、あの海斗だったんだ。


やっと確信が持てた。


凄い久しぶり………今高2だし、4年ちょっとぶり?


1年以上同じ高校にいて気付かなかったってことか。


まぁ、科が違うしね。


こんなにカッコよく育ってたなんてなぁ。
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