キミ色の手紙~繋がる奇跡~
「なになに!?優菜が相談なんて珍しいじゃん」


「そうね。どうしたの?」


「実は………」


私は、海斗と昔友達だったことや昨日の手紙のことを説明した。


「えぇ!?海斗くんと友達!?」


予想はしてたけど、梨香も乃愛も相当驚いていた。


「だったってだけだけど……

それで、返事を書くのを2人に手伝ってもらえたらな……と」


「もちろんいいけど……」


そう言ってもらえて安心した。


返事を書くとはいえ、何をどう書いたらいいのかは全然分かんないし。



「それで?どうする?」


「うーん………」


その後は、勉強そっちのけで話し込んでしまい、やっとのことで手紙が完成した。


「これでバッチリ!」


「ありがとう、2人とも」


家に帰って眺めていたら、どうやって渡すかを考えていなかったことに気が付いた。


海斗は人気者なわけだし、堂々と渡したら他の女子に目をつけられてしまうだろう。


考えが浅かった………。

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