キミ色の手紙~繋がる奇跡~
「なになに!?私の?」


すると、元気そうな女の子が出てきて、渡した手紙を読み始める。


「みかちゃんからだーっ!ありがとうっ!

……お名前はなんていうの?」


可愛い笑顔を向けられて、一瞬固まってしまった。


「大谷海斗」


精一杯にそれだけ伝えると、


「じゃあ、海斗くんだねっ!

私は水城優菜っていうの。優菜って呼んでね」


と、また微笑まれた。


「海斗くん、新3年生だったわよね?

優菜もそうだから、仲良くしてあげてね」


そっか、同い年なんだ。


じゃあ、小学校もきっと同じだ。


「優菜ちゃん、よろしく」


それから、優菜ちゃんに誘われて近くの公園に遊びに行くと、知らない男の子や女の子がたくさんいて、また緊張してしまった。


でも優菜ちゃんが紹介してくれて、人見知りだったけれどすぐに打ち解けられた。


転校で友達が出来るか心配だったから、優菜ちゃんがすごく心強かった。
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