キミ色の手紙~繋がる奇跡~
待っていてくれた2人と一緒に渡り廊下を歩く。
「次はなんだっけ?」
「えーっと、世界史じゃん?」
世界史かぁ。
あの先生面白いんだよね……。
今やってる大航海時代の重要人物を、歌にして教えてくれたりとか。
「なんか騒がしくない?」
梨香のその言葉に前を見ると、渡り廊下の真ん中あたりで女子が騒いでいた。
「キャーー、仁くんと海斗くん!!」
そんな声が聞こえてきて、すぐに状況は理解できた。
「どいてくんない?
俺ら通れないんだけど」
西野くんの声がして、急に静まる。
すると、女子たちの間を抜けてこっちに向かってくる大谷くんとふと目が合った。
綺麗な黒い瞳に見つめられ、少し動揺する。
しかも、見間違えじゃなければ………驚いてる?
微妙にだけれど、一瞬大谷くんの目が見開かれた気がした。
そのまま通りすぎて行った2人を立ち止まって振り返った。
「優菜ー?なにしてんのー?」
少し先にいった梨香に呼ばれて教室に戻ったけど、何かが引っかかったままだった。
「次はなんだっけ?」
「えーっと、世界史じゃん?」
世界史かぁ。
あの先生面白いんだよね……。
今やってる大航海時代の重要人物を、歌にして教えてくれたりとか。
「なんか騒がしくない?」
梨香のその言葉に前を見ると、渡り廊下の真ん中あたりで女子が騒いでいた。
「キャーー、仁くんと海斗くん!!」
そんな声が聞こえてきて、すぐに状況は理解できた。
「どいてくんない?
俺ら通れないんだけど」
西野くんの声がして、急に静まる。
すると、女子たちの間を抜けてこっちに向かってくる大谷くんとふと目が合った。
綺麗な黒い瞳に見つめられ、少し動揺する。
しかも、見間違えじゃなければ………驚いてる?
微妙にだけれど、一瞬大谷くんの目が見開かれた気がした。
そのまま通りすぎて行った2人を立ち止まって振り返った。
「優菜ー?なにしてんのー?」
少し先にいった梨香に呼ばれて教室に戻ったけど、何かが引っかかったままだった。