キミ色の手紙~繋がる奇跡~
「帰ろー」


次の日の放課後。


靴を履き替えようと下駄箱を開けたその時。


「………っ!」


靴の上に、綺麗なブルーの封筒が乗っかっていた。


乃愛や梨香に見られたら面倒なことになる気がして、急いで鞄に隠した。


「優菜、まだ?」


梨香に催促されて慌ててローファーを履いた。




「ふー」


家に着いてすぐにベッドにダイブして、さっきの封筒を眺めてみた。


封筒には差出人の名前は書いてないみたい。


もしや、人生初のラブレター?


そんな淡い期待を寄せながら、思い切って開封してみた。


中には封筒より少し薄いブルーの便箋が。


………!?


開いて読んでみると、そこに書いてあったのは衝撃の内容だった。


夢かとも思って頬をつねってみたけど、じんじんと痛くなっただけ。


しばらく放心状態でその手紙を見つめていた。
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