【完】いつも通っている道に恋が生まれる
「どれどれ?真白、何この会話」
夏奈子は、唖然としていた。
「いや、普通だけど」
「普通じゃないわ、真白。はあー、やっと真白が恋したっていうから来たものの。これはさっきが思いやられるわ」
私は、へ?と変な声を出した。
「何で?」
「真白、梅原さんとは友達なんだよね?」
私は、もう一つお菓子を取り出して言った。
「うん、私が頼んで友達になったよ」
「それって友達かな?なんかね、真白と梅原さんの会話を見ると、オカンと子供みたいなのよ」
メールの内容は、
お疲れ様です、明日は雨が降るというので傘忘れないでください
と私が送ったメールだ。
返ってきたメールの内容は、
はい、分かりました
であった。
その内容がオカンと子?
「え?そう?」
「そう、真白。自覚してないようだけたど、心配し過ぎ!心配してる内容だと……ちょっとね」
夏奈子は、私の携帯を見て、もうここは違うと指摘していた。