【完】いつも通っている道に恋が生まれる
犬飼さんは、照れていたが嬉しそうに
買ってくれた。
犬飼さんが訪問してきたのは、昼前だった。
店長の家は店と一緒になっているので家で食べていたが、店長にお昼は外で食べると了承を得て、外食をすることになった。
店長は、もうあなたの分も作ったのにという顔をされた。
店長には申し訳ないなと思いながら、私は外をでた。
バラを買って外に出ていた犬飼さんは、私が店長の話をつけている間、犬飼さんは、店のそばにあるベンチに座っていた。
「お待たせしました」
私達は小さい鞄を持って、アスファルトを歩き始めた。