【完】いつも通っている道に恋が生まれる
車で2分くらいだろうか、Rocoデザイン会社に着いた。
この会社は花を滅多に注文してこない。
私はたまに店長の手伝いをする時にちらっと見るが、年に1度くらいしか注文がこないのだ。
だから、梅原さんがRocoデザイン会社と聞いてから何か親近感が湧いた。
そう考えていたら、会社の目の前に着いた。
それは、さっきは田舎丸出しの街並みだったのに対して、この会社が目の前にあると都会という雰囲気を感じられた。
私はそんな雰囲気を感じながら、会社に入った。
美人な受付嬢の人に、近づき
「クリームという花屋です。この会社から花を届けるようにと伝票にあったので届けにきました」
私は美人な受付嬢に言うと、はい、お待ちくださいと言い、誰かに電話をした。
すると、美人な受付嬢は、あと数分で来るのであちらでお待ち下さいと言った。
美人な受付嬢と話したら、私は周りを見渡した。
周りには、忙しいそうに資料片手に持ち、電話している人や近くにはエスカレーターがあり、上司と同僚が今からどこかに外出しようとしている。
その光景を見ながら、私は近くに休憩スペースがあり、そこに椅子が設けられていたので座って待っていた。
すると、私に向かって歩いてくる男性がいた。