【完】いつも通っている道に恋が生まれる
だって、私が一方的に好きだった訳で
しかも二回もフラれた訳だし……
「……花守さん、俺はあなたにひどいことを言ったかもしれない。でも、許してほしいです。俺の言動を」
梅原さんはそう言い私の手を掴み、梅原さんの胸に押しつぶされた。
「……な、なにを」
私は梅原さんの胸で苦しくなりながら言った。
「花守さん好きです」
梅原さんは、私に言ってきた。
「でも、私30歳ですよ?それでもいいんですか?」
私は梅原さんの胸から解放されて、私の手を掴み言った。
「そんなの関係ないです。俺は24歳ですけど、恋に年の差は関係ないですよ」
「……好きです」
私はその言葉を聞いて安心したのか私は言った。
「……やっと言ってくれました。言ってくれなかったらどうしようかと思いましたよ」
梅原さんはそう言い、私の頬を両手で触り、私の顔へと近づいた。
だが、私は止めた。
「……待って!」
梅原さんは、驚いた顔で私を見た。
「なんですか?」
「私、今顔ヤバイ状態だから梅原さんには見せられない」
私は梅原さんの手を離して言った。
「そんなのいいですよ。別に、花守さんが笑顔でいてくれれば」