ほたるの初恋、消えた記憶
新千歳空港から、今日の宿泊先のホテルへ向かった。


飛行機で隣の席に座った男の子も同じホテルだったので、二人で札幌の町を散策することにしたけど、札幌は東京と同じくらい人が多いくて、歩きづらい。


観光客なのか、地元の人なのか分からないけど。


彼の名前は永田和臣君、東京の高校生らしい。


名前からして頭が良さそうだもの。


どことなく祐吾に似ている。


顔が似てるのではなくて、雰囲気がかなり似てるのだ。


美味しいラーメンを食べたりスイーツもいただいた。


北海道は食べ物が美味しい。


永田君は明日旭川へ行くらしい。


私は富良野へ行くことを決めていた。


ホテルに帰ってから、美幸に無事に着いた事を報告すると、早く連絡しなさいと叱られてしまう。


飛行機に乗れば着くし、そんなに心配しなくてもね、なんて言ったから又怒られてしまった。


ごめんね。


美幸、ありがとう。









< 161 / 187 >

この作品をシェア

pagetop