ほたるの初恋、消えた記憶
美幸に祐吾会えて本当に良かったと言われた。


たまには私のおせっかいも役にたったね。


いつも美幸に助けられてばかりだ。


「美幸、ありがとう。」


「あらたまって言うの止めてよね。」


恥ずかし過ぎると言われた。


照れ臭くて言えないけど、ずっと、ずっと、友達でいてください。


どんなに心細くても、美幸がいればなんとかなると思えるから不思議だ。


美幸に明日誠也さん北海道へ来る事を話すと、何をしに来るのと聞かれ返事に困る。


祐吾と二人きりの方がいいでしょ。


そうなんだけど、誠也さんなりの言い訳があるのだろうと思う。


誠也さんは何をしに来るのか見当もつかなかった。


眠くなったので祐吾の隣に潜りこんだ。


祐吾お休みなさい。


明日の事を考えるとドキドキするけど、深く考えるのは止めた。


なるようにしかならないのだから。


祐吾と一緒だから大丈夫だね。

































< 169 / 187 >

この作品をシェア

pagetop