ほたるの初恋、消えた記憶
22時過ぎてもお屋敷に帰ろうとしないから、帰った方が良いよと言うと、今日は泊まると言い出した。


父さんが宮東祐吾の部屋の準備をしているらしいけど、そういう問題ではなくて、もう何で自分の家があるのに帰らないんですか。


明日も団体のお客様が入って忙がしいけど、学校でも家でも宮東祐吾と一緒にいなくちゃいけないのか。


そこが大きな問題なんです。


もういい、イライラし過ぎて気分が悪い。


「お風呂に入って先に寝るから。」


ベットに入り即効寝た。


健斗から部活サボるなとメールが来たけど、返事する元気もなく、宮東祐吾がうちでバイトしてるのを知ったら、健斗がどう思うのか。


怖くて言えない。


健斗にずっと守られて来たから、健斗を裏切る事は絶対出来ないと思った。


ごめんね、健斗。


なるべく部活も出るから許してください。


月曜日は一緒に帰ろうとメールしよう。
















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