ほたるの初恋、消えた記憶
宮東祐吾の性格が分かってきて、分析するのが楽しくて堪らない。


祐吾を上手く働かせるには、競争心をあおれば良いのだ。


青木さんに絶対かなわないのに、むきになる姿が楽しい。


母さんもばあちゃんもかなり疲れてるから、今日一日休んでもらうことにした。


土曜日の今日は部活の後、美幸と健斗も手伝いに来てくれる。


菊地も来るらしいけど来なくて良いのに、菊地が来るとめんどくさいことになるんだよね。


ちょっと菊地、私から離れて!


「菊地先生、セクハラは止めて下さい。」


これはスキンシップだからと。


本当にバカバカしい。


菊地、仕事しないなら帰ってよ。


じいちゃんが菊地を気に入り、二人で畑仕事へ行った。


直ぐに根をあげると思ったのに、菊地は中々の根性があるみたいで、夕方近くまで畑仕事をし、収穫した野菜を嬉しそうに運んで、じいちゃんにほたるの婿に来ないかと誘われてる。


菊地と結婚はあり得ない。


17才で結婚は無理です。


両親を尊敬するよ。


10代で結婚を決めた両親は本当に凄いと思う。




















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