ほたるの初恋、消えた記憶
何もかもがキラキラして、眩しくて、でも人が多い事は苦手。


ちょっと、気分が悪くなってうつ向いてると、祐吾に少し休もうと言われた。


カフェに入ると入り口のカウターで飲み物を頼まないといけないけど、訳の分からない飲物ばかりで頭が???


「俺と一緒でよい。」


母さんと二人でコクコク頷いた。


やっぱ東京には住めないよ。


母さんが行きたい所と私が行きたい所が違い悩んでると。


祐吾が兄さんを呼んだからと言う。


誠也さんがどうして来るのかな。


「兄さんにお母さんと一緒に行動してもらえば、ほたるは好きな所に行けるでしょ。」


やったぁー。


夕方に待ち合わせして別行動することになった。


祐吾がほらと言って、私の手を握る。


恥ずかしいけど迷子になりたくないし、これは仕方ないんだよと自分に言い聞かせた。


デートみたいだ。


「祐吾ありがとう。」


「俺こそありがとうだよ。ほたるをひとりじめ出来るからね。」


常に健人と美幸がいて、中々ほたるといれないから。


それに菊地がいつも邪魔するからさと笑った。


本当に菊地には困るよ。


祐吾がほたるはモテモテだねと言った。


え、私がモテモテですか。


それはないと思います。



















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