ほたるの初恋、消えた記憶
美幸を連れて健人の家に行く。


造園業をしてるだけあって、健斗の家はかなり大きない。


庭も素敵。


おばさんに健人が二階の部屋にいると聞いて、美幸と二階へ行く。


ノックしても返事がないからドアを開けると、健人はベットで寝ていた。


美幸が健人にいきなりダイブすると、健人は叫び声を上げ起きる。


バカやろうって、美幸を殴ろうとするから止めに入った。


「美幸、いい加減にしろよ。」


健人が私に気づく。


「ほたる、帰ってきたんだな。」


「うん、心配かけてごめんね。」


最初から心配なんかしてねぇよ。


美幸がウソつきと言って、健人のわき腹にパンチした。


美幸いい加減しろ。


喧嘩するほど中が良いと言うよね。


健人にクラゲのストラプを見せると、あり得ねぇと言われた。


俺は食い物でいいからと、お菓子を奪われる。


健人が私の頭をなぜた。


そして良かったなと言う。


健人にも電話で検査結果を告げた。


健人も泣いてるじゃんと、美幸にからかわれてるし、二人には感謝してるからね。


でも、10年前二人とどんな遊びをして過ごしたのかな。


何も覚えていないんだ。


思い出せなくてごめんなさい。





















< 99 / 187 >

この作品をシェア

pagetop