*武士の花*~花は桜木、人は武士~
仕事を終えて、こっそり幹部が集まる

もちろん、弘吉も参加

渉に会えたことを言うと、皆の顔が明るくなる

藤「もしかして、傷の男を眠らせてくれたのかな?」

永「先が見れるんだ
土方さん達が、来ることもわかっていたはずだ」

原「大阪のぜんざい屋かぁ」

土「土地勘のある谷さんに行ってもらおう」

近「そうだな」


山「渉は、新しい仲間と元気にやってるんだね……」


さみしそうに言うなよ

こらえてんだぞ……俺だって


斎「松本医師には、知らせますか?」



近「年明けまで待とう!渉から、こちらに接点を持とうと、してくれていると信じよう!」


憶測だけで


敵か味方か、判断出来ない





弘「なんで帰ってこねぇんだよ……」



悔しそうに、袴を握りしめ俯いていた



「弘吉……渉には、何か考えがあるんだ
今日の状況だと、俺も総司も殺されていた
それを渉が、助けてくれたんだと思う
俺は…渉が無事で本当にホッとした」



俺の言葉に皆が、頷いている



「待とう!帰ってくるさ!」












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