*武士の花*~花は桜木、人は武士~
着替えをする間

山崎と庭に降りた


「山崎……いつから知ってた?」

「えっ!っ……と」

「池田屋以前か?」

「……はい…すみません」

「謝ることはねぇよ
俺は、気づかなかったんだ」

「俺も……偶然です」

「山崎…渉と恋仲になれねぇか?」

「なれるものなら、なってますよ」

「壬生寺で……見たんだお前ら
お似合いだと思ったよ」

「!!!誤解です!!いや、誤解やないけど、俺が無理やりしたんですよ!!」

「それでも、受け入れていただろ」

「そこは、誤解です!弱みにつけこんだんです……だから、男として意識されないというか……」


渉「意識してなくねぇよ……
もう、恋だの甘ったれたことは、やめた
それだけだ…… お世話になりました」


聞かれていた……

「おい!!熱があるんだ!寝てろ!」


渉「結構です」



ギロッと俺を睨んで言った



「怨んでおけば良かった」
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