*武士の花*~花は桜木、人は武士~
~渉~
「怨んでおけば良かった」
傷ついたから、傷つけるなんて
幼稚だと思う
多分…熱のせいだよ
「返して!!渉を返して!!」
そんなこと無理だって、とっくの昔に諦めてたよ
「なんで渉は、死んだの?答えて!!
渉は、何かしたの?」
何か言って?土方さん……
「返して……私の半分を返して…」
お願い……
止めて……
「出来ないなら……斬り捨ててよ
私を渉のところに行かせてよ!
出来るでしょう?」
だって、あなたは
私を山崎さんとくっつけようとした
廻りに新選組の幹部が集まる
みっともないことしてるよね
わかってる
沖「僕の為に斬ったんです
土方さんは、僕を守る為に…ごめんなさい」
知ってる
「違うよ……沖田
私が……悪いの
舞のお稽古したくなくて……
あの日……入れ替わりをやめようって
約束してたのに…
渉は、私の身代わりに……」
私が殺した
「お願い…斬ってよ」
少し先が見えた渉なら、避けられた
避けなかったのは、先のことを変えようとすると、代償があることを知ってたから
「渉も、蒼介さんも、芹沢さんも
慶太郎も皆…皆…
……私のせいで死んだんでしょ?」
土「違う!!俺が…すまない」
土方さんに抱きしめられると
どうしていつも、許してしまいそうになるの?
私は、私を怨んでおけば良かった
私が私を許したら、土方さん…
あなたの手をとってしまう
あなたの命をとってしまう
「これ以上奪わないで!!
私から、大切なものをとらないで!!
離して!!私がお願いしたことと違う!
斬ってよ!!早く!!」
私があなたの命をとる前に……
「あんたなんか、大嫌い!!」
嫌いって言ってるのに……
優しく背中を撫でるのは、なぜ?
背中の傷をなぞるように
「優しくしないでって言ったのに…
立ち直れないくらい、傷つけてって…」
中途半端に、遠避けられて
ねぇ!?
気づいてる?
今でも、あなたが好きだって
苦しいんだよ?
土方さん…あなたまでいなくなるなんて
そんなこと…
耐えられない
「怨んでおけば良かった」
傷ついたから、傷つけるなんて
幼稚だと思う
多分…熱のせいだよ
「返して!!渉を返して!!」
そんなこと無理だって、とっくの昔に諦めてたよ
「なんで渉は、死んだの?答えて!!
渉は、何かしたの?」
何か言って?土方さん……
「返して……私の半分を返して…」
お願い……
止めて……
「出来ないなら……斬り捨ててよ
私を渉のところに行かせてよ!
出来るでしょう?」
だって、あなたは
私を山崎さんとくっつけようとした
廻りに新選組の幹部が集まる
みっともないことしてるよね
わかってる
沖「僕の為に斬ったんです
土方さんは、僕を守る為に…ごめんなさい」
知ってる
「違うよ……沖田
私が……悪いの
舞のお稽古したくなくて……
あの日……入れ替わりをやめようって
約束してたのに…
渉は、私の身代わりに……」
私が殺した
「お願い…斬ってよ」
少し先が見えた渉なら、避けられた
避けなかったのは、先のことを変えようとすると、代償があることを知ってたから
「渉も、蒼介さんも、芹沢さんも
慶太郎も皆…皆…
……私のせいで死んだんでしょ?」
土「違う!!俺が…すまない」
土方さんに抱きしめられると
どうしていつも、許してしまいそうになるの?
私は、私を怨んでおけば良かった
私が私を許したら、土方さん…
あなたの手をとってしまう
あなたの命をとってしまう
「これ以上奪わないで!!
私から、大切なものをとらないで!!
離して!!私がお願いしたことと違う!
斬ってよ!!早く!!」
私があなたの命をとる前に……
「あんたなんか、大嫌い!!」
嫌いって言ってるのに……
優しく背中を撫でるのは、なぜ?
背中の傷をなぞるように
「優しくしないでって言ったのに…
立ち直れないくらい、傷つけてって…」
中途半端に、遠避けられて
ねぇ!?
気づいてる?
今でも、あなたが好きだって
苦しいんだよ?
土方さん…あなたまでいなくなるなんて
そんなこと…
耐えられない