*武士の花*~花は桜木、人は武士~


沖田が、間者につけられた

監察の家は、幹部でも知ってる人がいないって、烝さんが言ってた


任務で今日の朝から、明日の朝まで
いないから、看病を頼んでるって


看病しにきた沖田は、間者らに縄で縛られたんだ



後のことは、辰己に頼んだし


もう、大丈夫!!



烝さんは、怒るだろうね





















目隠しをされ、籠に乗せられた













どこかの屋敷に連れてこられ、女の格好にされた



「ほぉう、男でなかったと聞いたが
まさか、桜太夫だったとは… 」


「うちこそ、誘拐するような方が
桂様やとは……」



そう、以前に店で会ったことがある


桂 小五郎



桂「先が見えるとは、まことか?」

「かようなことが、あるはずありません」






腹の探り合いだ






桂「今宵は、宴がある、酌をたのめるか?」


「へぇ、お引き受け致します」














きっと






助けに来てくれる








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