*武士の花*~花は桜木、人は武士~
七重にただいまを言いたくて、探した
局長の部屋に入る姿を見た
なんやろ?
出てくるまで、しばらく待った
七重と局長が、部屋から出てくる
続いて出てきたのは、辰巳と老人……
2人は、局長にお辞儀して
サッと消えた
局長が七重の頭を撫でる
俯き
七重が何かを言った
局長は、すごく哀しそうな表情を浮かべ
七重を抱きしめた
俺は、動揺している
常に冷静沈着でいなければ、監察として
任務ができない
それでも勇気をださなければ
局長にお辞儀をして、七重がこっちに向かってくる
七重が角を曲がる
トントン
「烝さん」
『ただいま』
「おかえりなさい」
ほんの少しだけ
それも、かなり無理して笑った
七重…… どうしたんや?
どうしてええか、わからんくて
そっと抱き寄せた
「烝さん… 屯所ですよ」
俺の胸を押して、離れた
「そろそろ、夕餉の支度しないと……」
そそくさと、七重が俺の横を通る
七重に、拒まれた……
局長の部屋に入る姿を見た
なんやろ?
出てくるまで、しばらく待った
七重と局長が、部屋から出てくる
続いて出てきたのは、辰巳と老人……
2人は、局長にお辞儀して
サッと消えた
局長が七重の頭を撫でる
俯き
七重が何かを言った
局長は、すごく哀しそうな表情を浮かべ
七重を抱きしめた
俺は、動揺している
常に冷静沈着でいなければ、監察として
任務ができない
それでも勇気をださなければ
局長にお辞儀をして、七重がこっちに向かってくる
七重が角を曲がる
トントン
「烝さん」
『ただいま』
「おかえりなさい」
ほんの少しだけ
それも、かなり無理して笑った
七重…… どうしたんや?
どうしてええか、わからんくて
そっと抱き寄せた
「烝さん… 屯所ですよ」
俺の胸を押して、離れた
「そろそろ、夕餉の支度しないと……」
そそくさと、七重が俺の横を通る
七重に、拒まれた……