*武士の花*~花は桜木、人は武士~
かなりの衝撃を受けつつ
七重を副長のもとに連れて行く
副長は、おソノに渉の妹だと説明しておくと言っていた
おソノは、七重を見て
「かっ 可愛い!!!」
「おソノさん、いやぁ/////」
すぐに気に入ったようだった
盛大に照れる七重をジロジロ見る
「そっくりですね」
「双子ですので!うふふっ」
「しかし…桜さんが生きていたとは…」
「え?」
土「気にするな!!噂があったんだ!!」
「どうして、怒るんです?」
土「チッ 俺はこれが普通だよ!!」
七重は、家事が全く出来なかった
「おソノさん!!
私、山崎さんのお嫁さんになるんです!!
私、花嫁修業をしなくてはなりません!!
ぜひ、ご教授お願いします!!」
なんと、夕餉の際、皆の前で言った
土「七重にもてるなぁ?山崎?」
くくくっ といたずらっ子のように笑う
七重の事、好きなクセに……
心の中で、ムッとする
沖「僕のお嫁さんになりなよ!?」
こんのお人は、また……
「ごめんなさい、沖田さん…
私、山崎さんのお嫁さんになるんです!」
コイツもまた…
〝渉と沖田は、似てる〟
いつか、七重が言っていた意味がわかった
コイツら…しつこい……
俺は、困り果てた
思わぬ来客が来たのは、翌日のこと
「渉未?」
「ちょっとこい!!」
七重を見て、様子が違うことに気づいたが
〝渉未〟と呼ばれると、ややこしい
辰巳を連れて、裏庭へ
中身は、別人だという説明をすると
「じゃあ、渉未はどこだ?」
「知るかいな…」
「山崎……なんで渉未を振ったんだ?
昨日、渉未に会った時、様子が変で…
渉未… 体売ってたって、知ってるか?」
「なんやて?」
鏡を見なくても、顔が青くなったことが
自分でもわかる
「蓮見がちょこちょこ渉未の様子見に行ってて…昨日、渉未からも売ってると…」
昨日、置屋から戻った弘吉は、うかない顔をして、七重と話すことが無かった
ホンマかいな……
「そんなはずない……そや、七重は
男に触られるんが、怖いんや!!
破門にしたくらいや!知ってるんやろ?」
「ああ」
「……俺のせいか?」
「俺のせいだ……
昨日、渉未に体を使わせた……
謝りたいのと、心配で……」
「そもそもは、俺が…」
「その話、詳しく聞こうか」
辰巳も俺も、副長が近くにいることに
全く気がつかなかった
俺は、古高とのことを話した
弱みにつけ込んだことで、自分の気持ちに自信がなく、結果的に七重を振ったこと
辰巳は、克己から聞いていた七重の怖がる姿を初めて見て、破門したこと
蓮見から、七重が体を売ってると情報があり、昨日、会って話したこと
話の流れで、七重が体を使って、情報をとったこと
副長は、黙って聞いていた
「七重が好きなんは、やっぱり副長やと思ったんです… せやから、副長にこの話は、知られたくないだろうと…」
土「今の新選組があるのは、七重のおかげか……」
「多分……局長は、ご存知かと……」
土「だろうな……
辰巳、不思議なことだが、中身は、渉らしい……混乱させたくない
忍を近づけないでくれ」
「はい、わかりました」
土「山崎、俺に気を使うな
惚れてるんだろう?今度こそ、大事にしてやれ」
「……はい」
ひとつき程、七重は屯所で花嫁修業をした
何かが上手に出来る度、報告にくる
「山崎さん!!私、ひとりでお味噌汁を作ったんです!!」
今朝も皆の前なんて、恥じらいもなく
キラキラと目を輝かせ、俺に言う
「そうか、よぉ頑張ったな」
ポンと頭を叩くと嬉しいらしく
ニコニコする
ホンマ
なんでこんな可愛らしいんや?
七重を副長のもとに連れて行く
副長は、おソノに渉の妹だと説明しておくと言っていた
おソノは、七重を見て
「かっ 可愛い!!!」
「おソノさん、いやぁ/////」
すぐに気に入ったようだった
盛大に照れる七重をジロジロ見る
「そっくりですね」
「双子ですので!うふふっ」
「しかし…桜さんが生きていたとは…」
「え?」
土「気にするな!!噂があったんだ!!」
「どうして、怒るんです?」
土「チッ 俺はこれが普通だよ!!」
七重は、家事が全く出来なかった
「おソノさん!!
私、山崎さんのお嫁さんになるんです!!
私、花嫁修業をしなくてはなりません!!
ぜひ、ご教授お願いします!!」
なんと、夕餉の際、皆の前で言った
土「七重にもてるなぁ?山崎?」
くくくっ といたずらっ子のように笑う
七重の事、好きなクセに……
心の中で、ムッとする
沖「僕のお嫁さんになりなよ!?」
こんのお人は、また……
「ごめんなさい、沖田さん…
私、山崎さんのお嫁さんになるんです!」
コイツもまた…
〝渉と沖田は、似てる〟
いつか、七重が言っていた意味がわかった
コイツら…しつこい……
俺は、困り果てた
思わぬ来客が来たのは、翌日のこと
「渉未?」
「ちょっとこい!!」
七重を見て、様子が違うことに気づいたが
〝渉未〟と呼ばれると、ややこしい
辰巳を連れて、裏庭へ
中身は、別人だという説明をすると
「じゃあ、渉未はどこだ?」
「知るかいな…」
「山崎……なんで渉未を振ったんだ?
昨日、渉未に会った時、様子が変で…
渉未… 体売ってたって、知ってるか?」
「なんやて?」
鏡を見なくても、顔が青くなったことが
自分でもわかる
「蓮見がちょこちょこ渉未の様子見に行ってて…昨日、渉未からも売ってると…」
昨日、置屋から戻った弘吉は、うかない顔をして、七重と話すことが無かった
ホンマかいな……
「そんなはずない……そや、七重は
男に触られるんが、怖いんや!!
破門にしたくらいや!知ってるんやろ?」
「ああ」
「……俺のせいか?」
「俺のせいだ……
昨日、渉未に体を使わせた……
謝りたいのと、心配で……」
「そもそもは、俺が…」
「その話、詳しく聞こうか」
辰巳も俺も、副長が近くにいることに
全く気がつかなかった
俺は、古高とのことを話した
弱みにつけ込んだことで、自分の気持ちに自信がなく、結果的に七重を振ったこと
辰巳は、克己から聞いていた七重の怖がる姿を初めて見て、破門したこと
蓮見から、七重が体を売ってると情報があり、昨日、会って話したこと
話の流れで、七重が体を使って、情報をとったこと
副長は、黙って聞いていた
「七重が好きなんは、やっぱり副長やと思ったんです… せやから、副長にこの話は、知られたくないだろうと…」
土「今の新選組があるのは、七重のおかげか……」
「多分……局長は、ご存知かと……」
土「だろうな……
辰巳、不思議なことだが、中身は、渉らしい……混乱させたくない
忍を近づけないでくれ」
「はい、わかりました」
土「山崎、俺に気を使うな
惚れてるんだろう?今度こそ、大事にしてやれ」
「……はい」
ひとつき程、七重は屯所で花嫁修業をした
何かが上手に出来る度、報告にくる
「山崎さん!!私、ひとりでお味噌汁を作ったんです!!」
今朝も皆の前なんて、恥じらいもなく
キラキラと目を輝かせ、俺に言う
「そうか、よぉ頑張ったな」
ポンと頭を叩くと嬉しいらしく
ニコニコする
ホンマ
なんでこんな可愛らしいんや?