*武士の花*~花は桜木、人は武士~
~土方歳三~
目が覚めると、心配そうに覗き込む総司
沖「良かったぁ~ 起きましたよ!!」
弘「え! 土方さん!!具合どうです?」
土「ふっ 足が痛ぇな」
苦笑いで答えると
弘「指揮官は、ノコノコ前線に出てはいけないんですよ!!今後は、控えて下さい」
沖「2、3月は、療養生活ですって」
土「すまん」
弘「謝るのは俺の方です!
土方さんに怪我をさせてしまい……」
土「いやいや、俺がノコノコな!?」
沖「土方さん
僕は、会津へ行けません
この体力では、ご迷惑になります
隊を離れることを許して下さい」
土「さみしくなるな…
新選組の古株が、バラバラだ…」
沖「もともと、バラバラだったでしょ!?
土方さんなんて、ふらっと薬売り歩いて
帰って来なかったじゃないですか!?」
土「そう言われりゃ、そうだな
総司、病に負けるな!!
ちゃんと治してから、合流しような!!」
沖「……はい!!」
無理です、みたいな顔すんなよ!!バカ!
土「餞別だ」
ゴン
沖「いったぁ~ なんでぇ!?」
土「情けねぇ顔してっからだ!!」
沖「もう……土方さん、加減を知らないんだから!!」
ぷんぷん怒る
総司、俺…末っ子だったから
弟欲しくて
勝手に、総司は俺の弟だって決めてた
言うと嫌がるだろうから
近藤さんの方がいいって、言うだろ!?
土「死ぬなよ」
沖「死にませんよ!!」
負けず嫌いな総司なら、そう言ってくれると思ったよ
沖「あの…土方さん?」
機嫌を少し治して、総司が遠慮がちに俺を見る
沖「……なんでもないです」
なんだ?この感じ……前にも
沖「じゃあ、行きますね!!」
土「今からかよ!!」
沖「そうですよ?松本先生の所へ行って
療養出来る所を借りるので!
土方さん、お大事に!!」
あっかんべぇをして、総司が出て行った
いい年して、ガキだな
でも
かわいい弟だ
目が覚めると、心配そうに覗き込む総司
沖「良かったぁ~ 起きましたよ!!」
弘「え! 土方さん!!具合どうです?」
土「ふっ 足が痛ぇな」
苦笑いで答えると
弘「指揮官は、ノコノコ前線に出てはいけないんですよ!!今後は、控えて下さい」
沖「2、3月は、療養生活ですって」
土「すまん」
弘「謝るのは俺の方です!
土方さんに怪我をさせてしまい……」
土「いやいや、俺がノコノコな!?」
沖「土方さん
僕は、会津へ行けません
この体力では、ご迷惑になります
隊を離れることを許して下さい」
土「さみしくなるな…
新選組の古株が、バラバラだ…」
沖「もともと、バラバラだったでしょ!?
土方さんなんて、ふらっと薬売り歩いて
帰って来なかったじゃないですか!?」
土「そう言われりゃ、そうだな
総司、病に負けるな!!
ちゃんと治してから、合流しような!!」
沖「……はい!!」
無理です、みたいな顔すんなよ!!バカ!
土「餞別だ」
ゴン
沖「いったぁ~ なんでぇ!?」
土「情けねぇ顔してっからだ!!」
沖「もう……土方さん、加減を知らないんだから!!」
ぷんぷん怒る
総司、俺…末っ子だったから
弟欲しくて
勝手に、総司は俺の弟だって決めてた
言うと嫌がるだろうから
近藤さんの方がいいって、言うだろ!?
土「死ぬなよ」
沖「死にませんよ!!」
負けず嫌いな総司なら、そう言ってくれると思ったよ
沖「あの…土方さん?」
機嫌を少し治して、総司が遠慮がちに俺を見る
沖「……なんでもないです」
なんだ?この感じ……前にも
沖「じゃあ、行きますね!!」
土「今からかよ!!」
沖「そうですよ?松本先生の所へ行って
療養出来る所を借りるので!
土方さん、お大事に!!」
あっかんべぇをして、総司が出て行った
いい年して、ガキだな
でも
かわいい弟だ