*武士の花*~花は桜木、人は武士~
~土方歳三~
山崎が潜入した翌日の昼
「副長、戻りました
渉の言うように、怪しい奴らでした
潜伏先も突き止めてありますが
どうします?」
「動かぬ証拠を見つけねぇとな
しばらく、見張っていてくれ」
「御意」
「山崎、他の監察に頼んで
ひとまず休め!!」
「ありがとうございます」
深々と礼を述べ、消えた
これも、何かの前触れだと
俺は、少しばかりの不安を胸に抱く
「すみません…山崎さん、貸してください
お願いします!」
渉がそう言いに来たのは、夕方のこと
「渉…個人的なことは、困る」
なぜ、個人的な用だと思ったのか
この時の俺は、判らなかった
「他の奴じゃあ駄目なのか?」
「山崎さんにお願いしたいです」
「渉…お前を特別扱い、し続けるわけにはいかねぇ!
新選組に入るか、出入禁止になるか
どうする!?」
沖「土方さん…選択肢が少ないですよ?」
近「俺は、新選組への入隊は、させないと言ったはずだが?」
土「なら、出入禁止だな?間者の疑いがかからないようにな!?」
近「歳!! 渉…俺と話そうか?」
渉は、ボーッと俺の顔を見て、笑った
「理由も聞いてくれないのかよ?
新選組は、助ける奴を選ぶのか?
もう良いよ
大したことないし… じゃあな」
立ち上がり、振り返りもせず出て行った
近「渉の言うように、理由を聞くべきだったと思うぞ?」
沖「僕もそう思う!!
渉…無茶しなければいいけど……」
2人の言葉に、そうだった……と
自己嫌悪
山崎が潜入した翌日の昼
「副長、戻りました
渉の言うように、怪しい奴らでした
潜伏先も突き止めてありますが
どうします?」
「動かぬ証拠を見つけねぇとな
しばらく、見張っていてくれ」
「御意」
「山崎、他の監察に頼んで
ひとまず休め!!」
「ありがとうございます」
深々と礼を述べ、消えた
これも、何かの前触れだと
俺は、少しばかりの不安を胸に抱く
「すみません…山崎さん、貸してください
お願いします!」
渉がそう言いに来たのは、夕方のこと
「渉…個人的なことは、困る」
なぜ、個人的な用だと思ったのか
この時の俺は、判らなかった
「他の奴じゃあ駄目なのか?」
「山崎さんにお願いしたいです」
「渉…お前を特別扱い、し続けるわけにはいかねぇ!
新選組に入るか、出入禁止になるか
どうする!?」
沖「土方さん…選択肢が少ないですよ?」
近「俺は、新選組への入隊は、させないと言ったはずだが?」
土「なら、出入禁止だな?間者の疑いがかからないようにな!?」
近「歳!! 渉…俺と話そうか?」
渉は、ボーッと俺の顔を見て、笑った
「理由も聞いてくれないのかよ?
新選組は、助ける奴を選ぶのか?
もう良いよ
大したことないし… じゃあな」
立ち上がり、振り返りもせず出て行った
近「渉の言うように、理由を聞くべきだったと思うぞ?」
沖「僕もそう思う!!
渉…無茶しなければいいけど……」
2人の言葉に、そうだった……と
自己嫌悪