*武士の花*~花は桜木、人は武士~
朝早くに置屋に戻り、桜になる
久しぶりに弘吉に髪を結って貰う
弘「七重そのものだな」
渉「久しぶり!!」
弘「七重は、そんなに軽くねぇな」
渉「そうか?」
渉は、男なのに女らしかつた
武術より、舞や唄を好んだ
俺は、この通り……
ガサツ、武術が好き、舞より酒飲んで騒ぎたい、口も悪い
だから?
女だと、気づかれない
今さら、俺が七重だなんて言っても
嘘だろうと笑われる
渉とは、随分前に入れ替わった
そこら辺の女より、渉の方が女らしかつた
桜になる時は、渉を思い出して
真似る
慶太郎は、嫌がっていたよな
渉…慶太郎とは、会えたか?
渉…この力は、渉がくれたの?
ねぇ……渉?
土方さんの鍔を見て、笑ったよね?
慶太郎と土方さんが、浅葱の羽織着てるの
みえたよね?
俺は…慶太郎を死なせてしまった
「出来たぞ!!って… 何で泣いてっ!」
「んあ???」
自分が泣いていることも気づかないなんて
「やべえ!!直さなきゃ!!」
慌てて化粧を直す
「嫌なら、断ればいいのに…」
「違うよ!なんか、慶太郎のこと考えてた
アイツと会えたかなって…」
思わず、素直に言ってしまう
「ほら……似てるだろ!?俺……」
苦笑いだ
「俺も七重が好きだった」
「知ってる……今は、牡丹だろ?」
「あははっ 内緒だぞ?」
「俺には、言えよな!!」
「お前だって、相談なしだろ!!」
「んー?そうだっけ?」
すっとぼける
言えば、反対されるってわかってる
「弘吉!今回の身請け、上手く行くように、応援してくれね?」
「どうなりたいの?男だってバレたら
ヤバイぞ?」
「大丈夫!!」
「本当、頑固っていうか……
警戒心ねぇな……」
「それ、山崎さんにも言われた!」
「自覚しろ!!」
すでに、自分が死ぬときを見ている
身請け先は、長州の人
俺は
新選組の敵になる
そして…… 土方さんに斬られる
もう少しで、終わる
弘吉と笑い合った
久しぶりに弘吉に髪を結って貰う
弘「七重そのものだな」
渉「久しぶり!!」
弘「七重は、そんなに軽くねぇな」
渉「そうか?」
渉は、男なのに女らしかつた
武術より、舞や唄を好んだ
俺は、この通り……
ガサツ、武術が好き、舞より酒飲んで騒ぎたい、口も悪い
だから?
女だと、気づかれない
今さら、俺が七重だなんて言っても
嘘だろうと笑われる
渉とは、随分前に入れ替わった
そこら辺の女より、渉の方が女らしかつた
桜になる時は、渉を思い出して
真似る
慶太郎は、嫌がっていたよな
渉…慶太郎とは、会えたか?
渉…この力は、渉がくれたの?
ねぇ……渉?
土方さんの鍔を見て、笑ったよね?
慶太郎と土方さんが、浅葱の羽織着てるの
みえたよね?
俺は…慶太郎を死なせてしまった
「出来たぞ!!って… 何で泣いてっ!」
「んあ???」
自分が泣いていることも気づかないなんて
「やべえ!!直さなきゃ!!」
慌てて化粧を直す
「嫌なら、断ればいいのに…」
「違うよ!なんか、慶太郎のこと考えてた
アイツと会えたかなって…」
思わず、素直に言ってしまう
「ほら……似てるだろ!?俺……」
苦笑いだ
「俺も七重が好きだった」
「知ってる……今は、牡丹だろ?」
「あははっ 内緒だぞ?」
「俺には、言えよな!!」
「お前だって、相談なしだろ!!」
「んー?そうだっけ?」
すっとぼける
言えば、反対されるってわかってる
「弘吉!今回の身請け、上手く行くように、応援してくれね?」
「どうなりたいの?男だってバレたら
ヤバイぞ?」
「大丈夫!!」
「本当、頑固っていうか……
警戒心ねぇな……」
「それ、山崎さんにも言われた!」
「自覚しろ!!」
すでに、自分が死ぬときを見ている
身請け先は、長州の人
俺は
新選組の敵になる
そして…… 土方さんに斬られる
もう少しで、終わる
弘吉と笑い合った