タイトル
『タイトルの力、本当に、捨てたのか。』

『まぁね。』

『よめこ、そんなに普通の女の子になりたかったのか?』


『はっ、違うし。』

『理由なんてないね(少し怒りながら)』


『よめこ』

よめこが、何という前に、無理やり、キスをしょうとして…

腕をつかみ、そのやわらかさに女の子を感じ、キスができず、

[ぞくぞく]

よめこは、キスされようとしたことにさえ気づかずに…



その日は、初夏の風がふく、少し寒い日だった。

2人は、がらにもなく、手を繋いで、帰った。

< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop