幼なじみはアイドルの先輩
やっぱ缶コーヒー2本飲んだら口が滑らかだわ。


もう座ってもいいかな。


「…………よくわかった。今日中に桂木社長と連絡をとることにします。話の中身は後日劇場で」


よし!!これで白紙はなくなった。


安西代行と亨おじさんの事務所通い詰めた結果が実ってよかったです。


加納さんと三井さんも賛同してくれてホントにありがたかったし、みんなで祝杯だな。


「ちょっとちょっと」


飲み会のことで頭が一杯の帰りのエレベーター待ちのところでゆかりが私の背中をツンツン。


「お疲れさまでしたあ」


「マジなの?劇場メンバーが正規になるの?」


いつになく突っ込んでくるゆかりだが、続きはエレベーターの中でね。


神田マネージャーと真帆さんは微笑ましく見守ってるが、ゆかりは幼なじみモードだからやりづらいわ。


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