幼なじみはアイドルの先輩
杏の手料理を食べられるかと期待してたんだけど、外で済ませることになりました。


お客さんだから仕方ないけど、気が変わって牛すじの煮込み作ってくれないかなあ。


コンビニ寄って酎ハイとおつまみ買ったからおやおやってゾクゾクしたけど、淡い希望は持ってるよ。


「あ〜、疲れた疲れた〜」


荷物をソファーに放り投げてベッドにダイブ。


飲み物と食べ物は大事に扱ってよ。


「このまま寝よっかなあ」


「杏、マジで寝ないでよ」


「冗談に決まってるでしょ。買ってきたの出しといて〜」


「はいはい」


しばらく杏が固まったままだったから、マジで寝たってヒヤヒヤしたが、軽いうめき声出して起き上がりキッチンへ。

< 1,018 / 2,020 >

この作品をシェア

pagetop