幼なじみはアイドルの先輩
「わかんないよ。そもそも今回のこともあたしが何か言ってくれるだろうって期待してるけど、マジでどうしていいかこっちが教えてほしい」


そろそろ私以外の人間でグッとくるセリフを言ってほしいよ。


こんなんじゃ私がグループからいなくなった時どうなるんでしょう。


「ゆかりさん、今は百合ちゃんの相手してください。あたしも一旦休憩に入るので」


無敗の姉さんからバトンを引き継がれたが、私と百合の精神状態で対決が出来ちゃうのがね。


百合は言葉を交わすこともなく、瞬きもせず、何かにとりつかれたようにただ画面とにらめっこだ。


今の百合は、杏の自宅を1歩でも出たら収拾つかなくなるね。


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