幼なじみはアイドルの先輩
2人に神経が集中してたのでスマホが鳴ってるの気づくの遅れた。


誰からだ?


…………。


「ゆかり、どうした?」


「…………百合からメールが」


「百合から?どんなメールだ?」


私はスマホを社先生に渡した。


『総帥、お疲れ様です。1週間杏ちゃんの自宅に泊まっていろいろ考えたけど、私には乗り越えることは出来ません。つらいけど、毎日の生活をコツコツ積み重ねていきます。その姿を愛結さんは見守ってくれると信じてます。メンバーにメール送り、ブログにも書きました』


「言ってくれるメンバーが現れたじゃないか」


社先生が安堵の表情を浮かべた。


早速百合のブログを見てみた。


『メンバーのみんなに言いたいです。私はどう頑張っても大切な人を失う悲しみは乗り越えられないです。みんなもきっとそうだと思います。だから、つらいけど、コツコツと毎日を積み重ね精一杯生きていこうよ!!きっと愛結さんも見てくれてるから』


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