幼なじみはアイドルの先輩
アイドル嫌いな桂木がいくら親戚の子とは言え、ここまで力入れるとはなあ。


「勘違いするなよ。基本的に俺は、アクアやアルテよりガーネットグループは聴いてて耐えられるレベルだから手を差しのべてる」


「わかってるさ。聞きあきたからもう言うな」


オッサンの見苦しい弁解は聞くに堪えない。


お茶が一気に冷えちゃうじゃないか。


「それより、結構仕事増やしたじゃないか」


「まあ、5年だからな。某公共放送さんが気に入ってるみたい……変な意味で言ってるんじゃないぞ。俺直々に不適切な行為が発覚すればどうなるかって言っておいた」


このまま変な意味だったら俺は殴り込みに向かうところだったよ。


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