幼なじみはアイドルの先輩
「私ら三十路コンビなんですよ」


「そうなんですか!阿久津さんの指導次第でガーネットグループの将来は安泰ですね」


わずかしか年は離れてないけど、向こうが明らかに先輩のはずなのに敬語だ。


やっぱり程よく酔っぱらってた方が楽だったかなあ。


「俺に変なプレッシャーかけるのはこのへんにしてくれよ。来年のアマゾナイトは、謙介と沙保にお互い1度プロデュースを任せてみようかなと思ってるんだが、ダメか?」


「…………面白そうですね。アマゾナイトやガーネットグループの将来のこともありますからね。持ち帰って検討します」


「ありがとうございます!!是非ご一緒にお仕事出来ることを楽しみに待ってます」


2人と握手した。まだ右手だけどね。


…………加減を知らないのも初々しさなのかい?


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